名寄帳
名寄帳とは?
名寄帳とは?
名寄帳とは、個人の方が所有している不動産を確認することができる書類です。
毎年、5月か6月頃になると役所から固定資産税納税通知書が送付されてくると思いますが、名寄帳には、ほぼ同じ内容が記載されています。
ただ、固定資産税納税通知書には、固定資産税が課税されている不動産しか記載されていないため、相続での手続きで漏れを防ぐために、非課税の不動産も含めて調べるためには、名寄帳を取得することをオススメします。
個人名義の公衆用道路は、非課税になっていることが多いので、名寄帳を取得して確認してください。
名寄帳の名称について
名寄帳という名称は、市区町村によって、異なる場合があります。
「固定資産課税台帳」、「土地家屋課税台帳」などといった名称で呼ばれている場合もあります。
名寄帳を取得するには
名寄帳は、市区町村単位で管理されているため、一つの市で取得しても他の市区町村の不動産は調査することができません。
複数の市区町村の不動産を所有していた可能性がある場合は、不動産があると思われる市区町村すべての名寄帳を取得しましょう。
権利書や登記識別情報、固定資産税納税通知書を確認して、不動産の所在地の市区町村で名寄帳を取得してください。
相続人が名寄帳を取得するには
相続手続きの際は、故人名義の不動産に漏れがないように確認するために、名寄帳を取得します。
相続人の方が取得するには、故人との関係がわかる戸籍謄本や除籍謄本の提示が求められます。
名寄帳は、どこで取得できるのか
名寄帳は、市区町村の税務課で取得できます。
手数料は、300円程度かかることが多いです。